最近、いろんなメーカーから「空気清浄機」が提案されています。
タイプも色々あって、基本的には吸い込んだ空気をフィルターでろ過してキレイな空気にするのですが、そのフィルターが
・物理的な網で漉しとるタイプ
・電気的に吸着するタイプ
・臭いを吸着、除去するタイプ
・・・や、それらを組み合わせたタイプ・・・と色々あります。
また、ろ過した空気を殺菌、消臭するために
・オゾンを使うタイプ
・紫外線を照射するタイプ
・次亜塩素酸を使うタイプ
・イオン? (オゾンの類だと思うのですが)を使うタイプ
などを組み合わせて使用する「ハイブリッド」タイプと呼ばれるものがあります。
コロナ禍の三年間に空間に対する衛生意識も大きく変わってきました。今まで見えなかった(意識しなかった)空間に浮遊するウィルスや細菌が、突然まるで目視できるかのように意識され始めたのです。そこに輪をかけたのが厚労省やマスコミの流した怪しげな情報でした。テレビから流れると何となく信用があるように感じて、日本中がそれに倣ってしまったのです。
急激に増えた外国人観光客はほとんどマスクを着けていません。科学的データでもマスクの有り無しによる感染の発生率に変化はないと言われています。
行く先々で目の前に置かれていた「パーテーション」・・・アレ、何だったんでしょう? 換気の奨励・・・隣のお店にウィルスが流れて行くのはかまわないのでしょうか?
換気しろ!節電しろ!で右往左往した経験は皆さんお持ちなのではないでしょうか?
空間に浮遊する外敵を可視化しようとする・・・イメージしようとすることはとても有益なことですが、本コラムでも初期から申し上げておりますように、どこに行っても無菌室のような衛生的空間で生活することは、種としての人類の生存能力を大きく低下させることになります。つまり、抵抗力を鍛えるチャンスがなくなり病気に罹りやすくなるのです。それでなくとも、人類が発明した「抗生物質」を潜り抜けてくる「耐性菌」がどんどん増加している昨今、人間が持つ抵抗力という生存力はいつになく重要になってきています。
さて、お話を戻しましょう。
空気清浄機と呼ばれるものは、一部の特殊な製品を除き、吸い込んだ空気をキレイにろ過して放出するもので、部屋の中の空気全部をキレイにするためには、ある程度の時間を必要とします。たいていは「〇〇㎥の密閉空間で稼働して3時間後・・とか6時間後に99.5%キレイになります」って表記してあります。
・・・と、いうことは、同じ空間にウィルス感染者が居た場合、いつまで経ってもキレイにならない・・ってこと?? さらに、その人が居なくなってから3時間と6時間経過しないと 空間としてはキレイでないってことになりますよね。
その部屋が密閉空間ではない・・・人の出入りが頻繁にある・・・といったレストランや商店の場合、空間に浮遊する外敵の濃度がほんの少しだけ薄くなる・・・かも知れない・・・って程度なんですよね。
一般の方々が出入りしたり居住する空間なら、空間除菌なんてあまり意識しなくてもよいのかも知れませんが、例えば抵抗力の落ちているお年寄りが住居する施設や、抵抗力が確立していない幼児が集まる乳幼児施設なんかは、施設運営自体に影響が出る恐れがありますので、集団感染の恐れがある感染症対策に手を抜くわけには参りません。
これらの施設では抵抗力UPのために感染防御を低くするなんて考えられませんし、世間も許さないと思います。つまり、より完璧な対応を求められることになるのですが、ここに「空気清浄機」を設置するだけでヨシとする施設がコロナ以降たくさん出てきました。
前述のように、名前とは裏腹に「空気清浄機」には感染防御性能に大きな弱点があります。それは、機械としては「空気清浄」していますが、実空間としては密閉とか〇〇時間とか条件が付いていることなんです。
元来、集団感染の対策として念頭にあったのは、インフルエンザ、ノロウィルス、そして新たに加わったのが新型コロナです(注意すべき感染症はもっとたくさんあります)
コロナよりずっと前からこれら感染症に対して介護現場を中心として防御してきたのは、間違いなく「次亜塩素酸(水)」だったのです。コロナの五類移行を期に、感染対策疲れから、空気清浄機の設置だけで良いと考える施設は、手痛いしっぺ返しをくらうことになるやもしれません。
次亜塩素酸水の空間噴霧による空間除菌・消臭は、空間に漂う除菌・消臭成分が人体に無害でありながら、放出された(出会った)外敵に対して瞬時に反応してやっつけてくれます。
私たちは、これを「待ち受け除菌」と名付けて他の感染防御方法と比較して大きな特徴としてアピールしています。
※ 次亜塩素酸水に関しては(一社)次亜塩素酸水溶液普及促進会議 通称JFKの品質認証マークの付いたものをご使用ください。
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