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新HP コラム No1 常在菌まで殺してどうすんの !?

新型コロナの感染拡大を受けて、巷ではやれ除菌! だの、やれ消毒!だのと騒がしい日々が続いています。新型コロナに限らず、最近は色々と新しい感染症が増えてきたせいもあり、空間除菌を含めた環境除菌が話題に上る機会が増えています。

現在、経産省・厚労省・文科省・消費者庁 等の関係省庁と、次亜塩素酸水溶液普及促進会議JFK(次亜塩素酸水業界団体)との間に空間噴霧に対する見解のズレがあり、すり合わせ調整中ですので、本コラムでは「空間除菌」の考え方の是非には触れませんが、昨今の風潮にとても危惧していることがあります。

それは、「消毒! 消毒! と騒いで常在菌まで殺してどうするの?」・・・ということなのです。

確かに、誰も新型コロナやインフルエンザ、エボラなんかに感染したくはありません。(エボラは大げさですけど・・・)

ただ、ちょっとした風邪や食中毒の感染を過剰に恐れるあまり、手の触れる部分はすべて殺菌し、過剰な潔癖症のように無菌状態を目標とするかのような生活を送るのはいかがなものでしょう人間に限らず全ての生物は常在菌と呼ばれる各種菌群との共生関係にあり、その中で「免疫機能」をはじめとする「抵抗力」というものを備えてきたのです。さらに言えば、この常在菌群の中でも微妙なバランスがあり落ち着くところに落ち着いて現在があります。

生物にとって この「抵抗力」というものは非常に重要です。感染症を引き起こす細菌やウィルスでさえこの抵抗力を持っているのです。

たとえば、あなたが一年に一回、お腹を壊して下痢をしていたとしたら・・・

それが何らかの感染症だとしたら、あなたの体は一年間にその数百倍以上の回数、何らかの感染をしていると思われます。

数百回、感染しても、あなたの体の「抵抗力」によってほとんどは何事もなく生活をおくることができます。

「抵抗力」で対応しきれなかったものだけが症状となって現れるのです。これを発症と言います。

つまり、感染-抵抗力=発症となり、感染よりも抵抗力が大きければ、あなたは発症しないで過ごせる・・・と、こういう訳です。(注 1)

「私は子供の頃から体が弱くて・・・」っていう方は、たいてい、この「抵抗力」が弱い場合が多いのです。

幼稚園の子供たちが「乾布摩擦」をしたり、半そで半ズボンで寒い朝に裸足マラソンをしたりするのは「抵抗力」をつけるため・・・って良くいいますよね。

そう、1960年代のころ 小さい子供が口の中の飴玉を落としてしまった時、おばあちゃんが泣きじゃくるあなたの口に、落ちた飴玉の表面を払いながら戻してくれた・・・

今ではそんな汚いこと・・・と言われるかも知れませんが、これって、案外「抵抗力」を鍛えることになっていたのかも知れません。

そうです!! 私が言いたいのはここです。

空間除菌を効率的に行うことが出来る商品を扱いながら、こんなことを書くとお叱りを受けるかも知れませんが、健康な生活を送っておられる元気な方は可能な限り「空間除菌」なんてしない方がいい!! と言うのが私の考えです。

毎日、身の回りから受ける感染の刺激により、あなたの「抵抗力」は鍛えられているのです。そして、その鍛えられた抵抗力は知らず知らずのうちにあなたの生活を守ってくれているのです。

ただし、そうは言っても、例えば「今度インフルエンザに罹ったら命に係わりますよ」って言われているお年寄りの方がいらっしゃるご家庭や、介護施設などで「抵抗力」を鍛えろ! なんて言えないですし、抵抗力の低下している方がたくさんおられる病院なども空間除菌を含めた環境除菌が必要となるでしょう。

また、昨今のことですから飲食や食品加工の業界では食中毒発生=企業の存続の危機に直結する場合も少なくありませんので、こういった分野でも環境除菌が求められます。

さらには、畜産関係での感染症なんかは、大量の「殺処分」に繋がりますので関係者にとっては悪夢以外の何ものでもないのです。

身近な例で説明しましょう。

お子様が学校からインフルエンザをもらって帰ってきた場合、付きっきりで看病するお母さんの感染リスクは極めて高くなります。そのうち、家族全員が・・・なんてこともあり得る訳で、こんな時はやはり、ちゃんと感染防御をしたいですね。高熱で寝汗のすごいお子さんを看病するためにお母さんは病人と同じ部屋に寝起きをすることになると思います。もしかしたら「お父さん、あなたは仕事を休むわけにはいかないからうつらないように別の部屋で寝てくださいね」なんて会話があるかも知れません。

ご存じのようにインフルエンザは「飛沫感染」と言われていますが、アメリカなどでは飛沫として空間に放出されたウィルスの状態によっては一定の時間、浮遊して感染力を保持する可能性を排除できない・・・として、空間管理を推奨しています。

発病したお子様と同じ部屋で寝起きをし、献身的に看病するお母さんは感染の危険が極めて高い環境に置かれることになります。かといって、タミフルなどを処方された場合、小さい子供では無意識の突発的な行動の例が報告されていますので、お母さんとしては片時も子供の傍から離れる訳にはいきません。

さらに、お母さんまでもが感染してしまえば、抜き差しならない状態になってしまう訳で、こんな時に「抵抗力を鍛える良い機会だ」なんて言ってられないですね。では、どうするのが良いか・・・

一般的にインフルエンザウィルスは低温で乾燥した環境を好むと言われています。じゃ、インフルエンザウィルスが好まない環境にすれば良い訳で、まずは室温を20℃以上に保ち、湿度を上げることが必要になります。しかし、温度と湿度を適正にしたとしても、ウィルスが好まない環境にはなりましたが、完全に除菌してくれる環境になったとは言えません。

お子様の咳に含まれるウィルスはしばらくの間は感染力を保持したまま空間に浮遊しています。

実は、こんな時にこそBi-jia (ビージア)の空間噴霧が極めて有効となります。

まず専用霧化器(加湿器)によって、室内の湿度を上げることができ、さらにその霧の中に除菌成分が含まれているのです。

つまり、インフルエンザウィルスは、お子様が咳をして吐き出された瞬間に待ち構えているビージアの成分に接触して、別の人に感染する前に除菌されてしまう効果を期待できるのです。

もちろん、空間のことですので空気の流れによっては100%のガードを保証することはできません。たとえば、専用加湿器のすぐ近くに換気扇が回っていて、霧が全部吸い出されていた・・・なんて状態では効果は期待できませんから。

ただ、ビージアの空間噴霧の良いところは「霧」ですから どう流れて行くか、あなたの目に見えます。そして、こんなところまで??と驚かれるくらい遠くまで来ていることがあります。

霧はすぐに消えてしまうのになんでそんなことが分かるの??と思われる方もおられるかも知れません。

実は、ビージア成分が空間にあるのかないのか、簡単に確認する方法があります。

例えば、あなたのおうちの居間でビージアの空間噴霧をしていたとしましょう。

キッチンで料理をするあなたが「ん? ガスの炎の先がいつもよりちょっと赤いな・・」と気づかれたら、ビージアの成分がそこまで流れてきている証拠です。

話を戻しましょう。

日頃から抵抗力を鍛え、体力を維持した上で、

・抵抗力を持つことが不可能な「新たな感染症」が流行

・感染者の看病を通じて濃厚な接触が避けられない

こんな状況になったとしたら、ビージアの空間噴霧は効果絶大だと考えます。

また、老人介護施設や医療施設、食品加工、飲食、畜産 などの業界に於いては、事業の存続を危うくする危険性のある感染症対策としてビージアはすでに必須のアイテムとなっているのです。

2020年7月の段階で、新型コロナも第二波を疑う状況になりつつあり、さらには「空気感染」の可能性が高まってきました。

飛沫感染→エアロゾル感染→空気感染と、だんだん粒子が小さくなり、感染エリアも時間も拡大傾向にあります。また、中国では新たな感染症が・・・とのニュースもあり、不気味な様相を呈しています。

皆様には、日頃からの抵抗力アップと体力維持に努め、それでも不足と感じられる状況になったとしたら、迷わず微酸性次亜塩素酸水ビージアでのガードをして頂きたいと思います。

注 1 : 「抗体」を持たない菌、ウィルスに対する事象を除きます。

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