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新型コロナウイルス空気感染の対策について

20201月に「中国の武漢でなんかおかしな感染症が出ているようだ」と言いながら中国広東省にある広州南駅の巨大なコンコースで旧正月前の混雑をみつめながら、この中にも感染者がいるんだろうな・・と思いつつマスクを押さえた日から、早くも丸二年が経過し、新型コロナ感染対策に振り回される日々も3年目に入りました。ワクチン接種などで流行の拡大は制御されつつありますが、その一方で、今年は新型コロナ以外の感染症の流行が世界各地で次々と報告されているそうです。

各国の保健当局が新型コロナ対策に追われ、今まで日常的に行ってきた感染症対策に手が回りきらなくなっているのが大きな原因だと思いますが、

はしか、ポリオ、デング熱、黄熱は古くから流行していた感染症で、ワクチン接種や蚊の駆除により流行が抑えられてきました。しかし、新型コロナ対策で保健当局の業務が逼迫したために、これらの対策が停滞し、それが流行の再燃を招いていると言われています。

また、新たな感染症の流行として注目されているのが、欧米などで拡大している小児の急性肝炎です。  224月上旬、英国で10歳以下の小児に急性肝炎が多発していることが明らかになりました。この肝炎は感染性と考えられますが、A型やB型など通常の肝炎ウィルスは検出されませんでした。その後、各国で調査が行われたところ、5月上旬までに英国で163人、米国で109人、EU諸国で95人の患者が確認されました。日本でも7人の患者(疑いを含む)が報告されています。患者の中には重度の肝機能障害を起こす者も多く、1割が肝臓移植を受け、米国では5人の死亡も確認されています。

それぞれの原因と対策はさておき、私たち人類と感染症を引き起こす細菌・ウィルスとの戦いは、いっときでも手を緩めるとジワジワと押し返してくる「陣取り合戦」のようなものであり、今回の「Covid19禍」は

・抵抗力(基礎免疫機能)の向上

・衛生環境の向上

・媒介生物の抑制

・薬事開発、生産機能の向上、維持

を、整えておく必要があることを強く人類の意識に刻み込みました。

上記の肝炎がワクチン由来のものでないことを祈りつつ、今後、ますます空間管理(空間除菌)の必要性が高まってくるだろうとの予感があります。

おりしも、先日、国立感染症研究所が新型コロナの「空気感染」をやっと認めました。世界では1年以上前から空気感染は常識となっています。本コラムでは再三指摘しておりますように、空気感染の対策として換気が推奨されますが、アクリルパーテーションは換気に対して邪魔もの以外の何ものでもありません。

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