最近、飲食店でよく見かける「アクリル・パーテーション」そう、あの透明の衝立。向かい合わせの人や、隣り合わせの人から飛沫が飛ばないように置かれているものですが、言うまでもなくこれは「飛沫感染」を念頭に置いた感染対策です。このアクリル・パーテーションや透明ビニールカーテンは、換気の際には空気を滞留させ換気の邪魔になることが最近の研究で明らかになっています。(最近の研究によらずとも体感的にわかることですが)
本コラムで再三申し上げているように新型コロナ感染拡大のほとんどは「空気感染」であることは世界の常識です。なぜか、どこまでいっても「空気感染」と表現したくないように思える所轄官庁は「マイクロ飛沫」とか言って、限りなく「空気感染」に近い対応を指示し、その主要対策が換気の推奨なのです。ところが、わが国の感染対策の基本は「接触・飛沫感染」からまったく踏み出していないため、空気感染に近い「マイクロ飛沫」対策の主要対策である「換気」を行なおうとすると、アクリル・パーテーションやスーパーのレジのまわりに張り巡らされた透明ビニールカーテンはスムーズな換気の邪魔者以外の何物でもないのです。
パーテーションを導入しているレストランなんかは、どっちを優先すればいいのよ!?ってことになるのですが、所轄官庁は明確な回答は出してくれません。結果的に私たちが提唱する「空間除菌」の概念を持ち込むことが最も対処しやすく効果を期待できる対策になると思うのですが、所轄官庁は、口頭では「次亜塩素酸水の空間噴霧は関知しません。導入者がご自身の判断で・・・」と言いながら文書には「次亜塩素酸水の空間噴霧は推奨しない」なんて書いており、ここでも迷走ぶりが目立ちます。
昨年の3月、市場からアルコールがなくなり代替除菌剤として脚光を浴びた「次亜塩素酸水」 当時は、怪しい品質の商品も多く流通していたのではないかと思います。弊社が理事を務めます「次亜塩素酸水溶液普及促進会議」(通称JFK 約150社が加盟する次亜塩素酸の世界最大団体)では、この度 品質認証制度を導入し審査にパスした商品には「JFK品質認証シール」を張り付け、安心してご使用いただける信頼の次亜塩素酸水のマークを表示することになり、何と第一号として弊社Bi-Jiaが品質認証をパスしました。