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獣医師による水と衛生の話 第10回「次亜塩素酸は体内にも存在する!?」

「次亜塩素酸」と聞くと、

「消毒薬」

というイメージを持つ方が多いのではないでしょうか。

しかし実は、私たちの体の中でも次亜塩素酸は作られています。

私たちの体には、細菌やウイルスなどが侵入すると、それらと戦う白血球という細胞があります。

白血球は病原体を取り込んだあと、その内部で**次亜塩素酸(HOCl)**を作り、細菌などを攻撃しています。

つまり、次亜塩素酸は人工的に作られた特別な物質ではなく、私たちの体が本来持っている防御機能の一つでもあるのです。

もちろん、「体内で作られているから何でも安全」という意味ではありません。

どんな物質でも、濃度や使用方法を誤れば人体へ影響を与える可能性があります。

そのため、次亜塩素酸水も用途に応じた適切な濃度・品質で、正しく使用することが大切です。

「消毒薬」というイメージが強い次亜塩素酸ですが、実は私たち自身の体も利用している、とても身近な物質でした。

少しだけ、次亜塩素酸を身近に感じていただけたでしょうか。

次回は、「次亜塩素酸は細菌にどう作用するのか?」についてお話しします。

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