ここまで、次亜塩素酸には「光・熱・汚れに弱い」という特徴がある一方、高い反応性という大きな長所があることをご紹介しました。
実は、この高い反応性は除菌だけでなく「消臭」にも活かされています。
では、次亜塩素酸はどのようにして臭いを消しているのでしょうか。
市販の消臭剤には、大きく分けて2つの考え方があります。
一つは、香りで臭いを目立たなくする方法。
もう一つは、臭いの原因となる物質そのものを減らす方法です。
次亜塩素酸は後者にあたります。
生ゴミやペット、トイレなどの臭いは、さまざまな臭い成分によって発生しています。
次亜塩素酸は、これらの臭い成分と反応し、臭いの原因そのものを変化させることで消臭します。
そのため、香りでごまかすのではなく、臭いの元が減ることで臭いを感じにくくなるのです。

細菌を除菌するときも、臭いを消すときも、共通しているのは**「反応すること」**です。
前回ご紹介したように、次亜塩素酸は反応性が高い物質です。
そのため、細菌とは除菌反応を、臭いの原因物質とは消臭反応を起こします。
つまり、高い反応性という特徴が、除菌と消臭の両方に活かされているのです。
次亜塩素酸は「除菌剤」として紹介されることが多いですが、実は消臭剤としても優れた特徴を持っています。
この「反応する力」こそが、次亜塩素酸の大きな特徴なのです。
次回は、「次亜塩素酸は体内にも存在する?」についてお話しします。
