前回の記事では、次亜塩素酸(HOCl)の方が、次亜塩素酸イオン(OCl⁻)よりも高い除菌力を示すことをご紹介しました。
では、HOClはどのような条件で多く存在するのでしょうか。
その鍵になるのが pH です。
pHとは、水が酸性寄りかアルカリ性寄りかを表す目安です。
水の中では、pHによってHOClとOCl⁻の割合が変化します。

酸性寄りではHOClが多く、アルカリ性寄りではOCl⁻が多く存在します。
そのため、同じ100ppmという塩素濃度であっても、HOClとOCl⁻の割合が異なれば、除菌性能にも違いが生じます。
つまり、除菌力は「塩素濃度(ppm)」だけで決まるわけではありません。
どのような形で存在しているかも、とても重要なのです。
では、HOClをもっと増やすために、酸性を強くすればもっと除菌力は高くなるのでしょうか。
次回は、「酸性が強ければいいわけではない?」をテーマに、その理由を分かりやすくご紹介します。
