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獣医師による水と衛生の話 第5回「同じ100ppmなのに、効き方が違う?」

前回の記事では、次亜塩素酸(HOCl)の方が、次亜塩素酸イオン(OCl⁻)よりも高い除菌力を示すことをご紹介しました。

では、HOClはどのような条件で多く存在するのでしょうか。

その鍵になるのが pH です。

pHとは、水が酸性寄りかアルカリ性寄りかを表す目安です。

水の中では、pHによってHOClとOCl⁻の割合が変化します。

酸性寄りではHOClが多く、アルカリ性寄りではOCl⁻が多く存在します。

そのため、同じ100ppmという塩素濃度であっても、HOClとOCl⁻の割合が異なれば、除菌性能にも違いが生じます。

つまり、除菌力は「塩素濃度(ppm)」だけで決まるわけではありません。

どのような形で存在しているかも、とても重要なのです。

では、HOClをもっと増やすために、酸性を強くすればもっと除菌力は高くなるのでしょうか。

次回は、「酸性が強ければいいわけではない?」をテーマに、その理由を分かりやすくご紹介します。

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